もう何年も前の話なのですが、和菓子の練りきりでピンクマウスを制作した事がありまして。
それがこちらの画像の品。名付けて
銘菓乳鼠。

右のハンパにリアルなのが私の作った方。
元々練りきり菓子自体はうちの奥さんがやっていたのですが、それを見て当時既に色粘土でピンクマウスを作っていた自分もここぞとばかりやらかした訳ですw
この後も練りきりで何か作るのはやりたいと思いつつも、なかなか機会が無かったのですが、昨日何とか時間を作って再度挑戦。
新たな銘菓乳鼠がこちらの品になります。

それなりに簡略化しつつも、旧作よりもリアルさを増した質感。
しかし、銘菓乳鼠の真価は別のところにあります。それをこれからご覧に入れましょう。

ちょっと可哀そうですが、左端の子に入刀すると・・・



なんと中からピンクマウスの内臓とその内容物である母乳がトロリと!
赤くどろっとしてるのはラズベリージャム、白いのは練乳であります。
それらに濡れた練りきりの内壁が内臓っぽい曲線を表現しております。
ちょっとだけ映画「ソサエティ」のクライマックスみたいなw(違)
内臓パーツとなるジャムと練乳を入れた状態での成型はなかなか難しかったのですが、そこはやはり外せないところ。
これまで制作している
ピンクマウス作品も、外から見て取れる内臓の入ってる感じは重要なポイントですからね。
で、問題の味はと言うと、練りきり部分は普通に練りきりの味で当然美味しいのですが、内臓部分が加わるとそこから新たな展開が。
ラズベリージャムの香りと甘味と酸味と練りきりが合わさっただけではちょっとした違和感でしかないのですが、そこに練乳の旨味がプラスされるとなぜかジャムの酸味がしょっぱく感じられ、段階を踏む事で刻々と変化するこの味は正に予測不能な物語!
(要は不味いってことですw)
と、まぁ、そんな訳なのですが、安心してください!責任持って全部食べますよ!
さて、作ったのは乳鼠だけでなく、こんなものも。
神栖六十六町銘菓化鼠。


デザインをそれなりに簡略してはいますが、制作手順を工夫すればもっとリアリティを高められそうです。

逆に、よりシンプルな形で表現しようとして結局謎の形になってしまったのが左の品。
そして、右のは土台的なものに乗せてその生息環境をも表現しようとしたものなのですが、これはもうちょっと色々面白い発展が有りそうです。
それぞれのコンセプトごとに更にクオリティを高めるべく、機会を見つけてまた挑戦します。

こちらは余った色で作ったアメフクラガエル的な品。
色数増やして作業手順を工夫すればもっと精度を高められそうなので、こちらもちゃんと最初から狙って挑戦してみたく思います。
なかなか機会は無いのですが、練りきり細工は是非また挑戦してみたく思います。
いつになるかは全く不明ですが、次回もお楽しみにw
- 2016年02月28日 14:23 |
- 日記っぽい
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ご紹介が遅くなりまして申し訳ございません。
先月29日に
ビバリウムガイド72号が発売されました。
表紙でレースモニターの牛柄の子がのあーっとあくびをしていますw

今号の特集は
爬虫類飼育の基礎の基礎。
我々が飼育している爬虫類や両生類と言うものはそのそもどういう存在であるのか、それらと向き合う上で知っておくともっと楽しい数々の知恵がこれでもかというほどに盛り込まれています。
そして、何か昨年末に公開されたあの映画っぽいオープニングw
好事の覚醒って何よ?!w
他、人工飼料の小特集や、キョクトウトカゲモドキや、さらには蛭の特集もあり、今回も非常に濃いです。
海老沼さんの連載ではアオガエルをご紹介。
うちにもモリアオガエルが何気に居たりしますので、ここぞとばかり去年の夏の雄姿をばw。
今は冬なので冬眠中ですが、この子が目覚める春が待ち遠しいです。

こんな迫力ある緑のカエルが日本国内に生息してるってちょっとすごいですよね。(汗
私のビバガマッスルカフェも連載21回目。
またもや懲りずに謎の合体生物を製作したのですが、今回は今年の干支であるお猿さんと71号56ページと57ページに見開きドーンと載ってるオウカンミカドヤモリと合わせてみました。
どんな生き物になってるかは是非本誌をご覧下さい・・・って、けっこう普通な感じになってますけどね。(汗
ちなみに71号ではこちらのモレリアガエルを掲載いたしました。



セントラルパイソンとフクロアマガエルという微妙な組み合わせですが、これも結局普通っぽい感じになりました。
「モレリアガエル」という少し「モリアオガエル」っぽい名前が製作者的には気に入っておりますw
まだまだ飽きてないので、この次もこのネタを続けたいと思います。
あと、そうだ、大した情報ではないですが一応。
九レプオータムのイベントレポ記事にしょぼっしょぼの顔した私の写真が載ってます。
正直恥ずかしいのですが、ご興味があったら探されてくださいませw
そんなこんなで今回は特に必読の号となっております。
全国の書店や爬虫類ショップで扱われてますので、皆様是非お買い求め下さい☆
- 2016年02月10日 01:16 |
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