今頃ですが、うちの作品がどのようにして製作されているかを紹介してみようかなと。
何気にリクエストも多かったのですが、画像自体は数年前に旧ブログでアップしたものだったりしてw
まずは、使用している粘土ですが、商品名「フィモ」だったり「プレモ!」だったり「カラースカルピー」だったり、そこらへんの焼いて固まるタイプの色粘土であります。
それらを捏ねて、作品に必要な色を調合します。

色数が多かったり、大型作品ゆえに粘土の量が多かったりする場合は、この作業だけで何日もかかる事も珍しくありません。
捏ねあがった色粘土がこちら。

今回必要な色は白と3種の黄色と赤の5色。
何が出来るかはお楽しみw
この際にホコリが混入しないようにする必要がありまして、特に今回のような白系はホコリが目立つため、さらなる注意が必要であります。
捏ねあがった色粘土で作品を製作していきます。

模様等は土台となる色に別の色を貼り付けていって表現しております。
なので、ギャラリーに掲載の
こちらの作品や、
こちらの作品なんかは模様が特に複雑なので、製作にはかなりの時間を要します。
模様を貼り付けていって、鱗の質感を表現した品がこちら。

製作していたのはボールパイソンのアルビノでした。
これをオーブンで焼いて硬化させて完成であります。
焼成後の写真もあったはずなのですが、うっかり紛失してしまいました。(汗)
そのせいでお見せできないのですが、焼成後には色合いが微妙に変化します。
そこらへんの変化はその日の気温等に左右されるものでして、お恥ずかしながらこの仕事を初めて10年近くなる今となっても未だに法則を把握できていません。
なので、色合いが特に重要なご注文の場合は、本番製作前に色見本を用意して焼成時の色変化をチェックしております。
こんな感じで Count blue の作品は出来上がっております。
結局、時間と手間がかかることをアピールするだけの記事になってしまったことを、どうかお許し下さい。
あんまりこういうのをわざわざ言っちゃうのは、
睡眠不足アピールみたいな感じで恥ずかしいのですが、何気に本当だったりするので記事にさせて頂きました。
Count blue の作品は決して安くはないのですが、こういった手間等の代金であるとご理解していただければ幸いであります。
つまりは、全ての作品が1点物でありまして、最も安価な品である
ピンクマウスですら1体1体がこの世に2つと無い一点ものでございます。
この点もご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
色粘土で動物の色彩や模様を表現するのは確かに大変ではありますが、この技法だからこそ表現できる色彩の鮮やかさや、それぞれの色の透明感が売りでもありますので、そこらへんにも注目してCount blue の作品をご覧頂けると、また面白さが出てくるんじゃないかとw
買う買わないは別として、そういう視点で改めてギャラリーページを楽しんでいただければ幸いでございマッスル!☆
- 2012年06月26日 02:17 |
- 日記っぽい
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6
素晴らしいです!手間.時間がこれだけかかるんですね(>_<) いつもお疲れ様です!
この記事はありがたいです(*´∇`*)
私もたまに粘土コネってるので(*^^*)
鱗は何で模様付けしてるんですか?
- 2012/06/27(水) 12:19:12 |
- URL |
- 湯月水兎 #-
- [ 編集 ]
製作過程記事、喜んでいただき光栄であります。
製作の手間暇もご理解頂き幸いであります。
細かなテクニックについては、企業秘密という事で。(笑)
別に大した技術でもないし、特別な道具を使ってるわけでもないのですが、そこらへんの質問はスルーさせて下さいませ。
ノリが悪くて、申し訳ないです☆
- 2012/06/27(水) 13:22:12 |
- URL |
- 三浦二郎 #-
- [ 編集 ]
内容にもよりますが、可能な限りどんなご依頼にもお応えしております。
詳細はこちらのページに掲載のメールアドレスにお問い合わせいただけますでしょうか?
http://countblue.lolipop.jp/order.htm
- 2017/02/07(火) 18:25:19 |
- URL |
- 三浦二郎 #-
- [ 編集 ]